大相撲、初場所を振り返って

昨日の千秋楽、幕尻の徳勝龍が大関貴景勝を破って優勝しました。

横綱白鵬鶴竜が連敗して、早々と両横綱が休場し、大関豪栄道が負けが先行、大関復帰が期待される高安も、早々と負けがこみ、しらけた土俵になると思っていました。

そんな雰囲気を吹き飛ばししてくれたのが、

平幕の遠藤、正代、炎鵬、幕尻徳勝龍、の活躍でした。

遠藤は初日鶴竜、2日目白鵬横綱を破る金星を挙げ、前半6勝1敗の好成績で、優勝を狙えるのでわないかと思えました。

炎鵬も8日目遠藤を破り、豪栄道も破り、朝乃山、高安、阿炎、連勝し13日目で勝ち越しを決めました。

人一倍、小兵の炎鵬の勝ち越しは、立派です。

初場所前、NHK相撲解説の北の富士さんが炎鵬に、7勝8敗でも敢闘賞をあげたいと言ってました。勝ち越ししたのに受賞出来なかった。

残念です。

貴景勝大関として、責任を果たしてくれました。 力のある幕内上位陣、13日目まで、優勝争いに残りました。 朝乃山、中盤、調子を落としましたが、後半取り戻して、10勝を挙げ、

来場所に期待を持たせました。

正代は残念でした。力のある上位陣と対戦13勝、優勝に一歩届かなかった。

力のある力士、大関争いに遠藤と加わってほしいと思います。

奈良県出身の98年振り、幕尻から20年振りの優勝、なんと言っても、徳勝龍の優勝は驚きと感動を与えてくれました。

十両陥落と帰り入幕を繰り返していた力士が幕内最高優勝を成し遂げたのです。

勝った直後の満面の泣き顔、優勝決定戦を期待したお客も、この泣き顔に拍手に変わったようです。元相撲アナウンサー杉山さんが、ガッツポーズをしなかった、よかったと言っていました。徳勝龍の優勝インタビューは謙虚とユーモアが混じって、国技館の観客、テレビ桟敷の視聴者を喜ばせてくれました。

来場所は幕内上位、戦いぶり期待しましょう?