ペットとの思い出その三の1

私の家の庭には、相変わらず数匹のネコの姿が見かけられました。

すのうちの生後二ヶ月ぐらいの幼いネコが目につきました。

そのネコは幼い時一緒に生活していたミーとそっくりでした。

ミケネコで美形で可愛いらしく、人懐こいネコでした。

唯、唯一の欠点は尾っぽが真っ直ぐに立たないネコでした。

便がやわらかい時には、便が尾っぽについてしまいます。

背中にダメージを受けたのではないかと思って、可愛いそうな身の上ではないかと思いました。

小学校に通っている息子も、そのネコを可愛がるようになりました。

ピーとの短かかった、交流をつなぐ意味から、このネコの名前もピーと名づけました。

その後ピーは縁側の下に居座ってしまいまた。

雨の降る寒い晩には寒さのせいなのか、悲しい泣き声が聞こえてきました。

そのうち、息子が家の中に入れてあげたいと言いだしました。

私も迷いましたが、尾っぽの事もあり、息子に我慢するよう諭しました。

冬が近づく季節となって来ました。

雨風の強い日が続き、ピーの鳴き声ま一段と大きくなって来ました。

私も次第に可愛そうに思ってきました。

家内と相談して、ピーの住処を犬小屋したらどうかと考えました。

結局、息子とも相談して、犬小屋を買うことにしました。

大きめの犬小屋を購入しました。

水、食事も中で取れるようになり、息子も満足してくれました。

雨の日も、ピーの表情は見違える程、良くなって来た事は何よりでした。

私達夫婦もピーも、現状なんとか満足する日が続きました。しばらくたったある日の事、事件がおきました。

最近、夜犬を放飼にはしているという話が噂になっていました。

この犬の仕業と思われる事件が起きました。

夜中に起きたと思われますが、小屋の中がピーの糞だらけとなっていました。

凶暴な犬に襲われて、恐怖の余り糞を漏らしたと思われます。

身を守る為の窮余の作だったのではないかと、私は思いました。

とりあえずネコの小屋を綺麗に掃除をして、元の状態に戻しました。

小屋の入り口を家のそばに近づけて、大きな犬が入れないように万全な状態にしました。

恐ろしい目にあった恐怖は、簡単には取れないようでした。

鳴声も悲しさが溢れているように見えました。

連日、連夜鳴き声はおさまる事はありませんでした。

耐えきれず、息子がピーを家に入れたいと、必死に言いだしました。

猫好きを自負している私も、反対している家内をなんとか説得し、家内も納得してくれまた。

ピーにとって家の中の生活は、快適な環境変化となり、悲しい鳴声も発しなくなりました。

数日後には慣れたようで、二階まで駆け上がったり、自由に動き回り、満足した様子でした。

唯ネコ特有のミイイズムの自己中は持っていました。

拘束される事や抱かれる事は嫌がり、ほどよい距離感がベストだと悟りました。

ピーも家族の一員となり、満足してくれたと思います。

息子が小学校3年の時に知り合ったピーも早、5年経過し、息子は中学校3年になっていました。

仕事の関係で、我が家でも大きな出来事が起こる事になりました。

次回ペットとの思い出その三の2を書かして頂きます。